「できません」と言ってるつもりだけど言ってない?

数ホップ先の開発チームがうまくいってないとの話を聞いた。
「運用、保守、不具合改修にまつわる作業に手一杯」
とのことで、新機能開発は
「できません」
という話になってしまう・・・
「工数的に足りないってこともないと思うんだけど」
とのこと。

その人たちが、本当に工数が足りてるかどうかはわからないが、新機能をつけることを恐れている人達っているよなぁ。
過去の経験から、危ない橋は渡らないほうが得と無意識に思っているとか、完成しているところ引き継いでいるので、新機能開発を過大に見積もっているとか。

僕は、
「これできなかったら会社がなくなる。しかも、ありえない速度でできないといけない。ただし、不具合あっても怒られない。」
という環境を経験して、かつ何回か転職もしてきたので、
「いざとなったら会社やめりゃいいんだろ」
の精神でやっている。
結局、違いは「えいや」でやってしまう勇気かなと思う。

できるだけ早い段階で見せて、お客さん(これは、同じ会社の人や上司も含む)に不具合を発見してもらって「ラッキー」と思うようになってしまった。

新機能開発に躊躇したり時間かかったりする人は、完璧な状態にならないと見せられないとか、まだ作りかけで見せて、バグが多いと怒られたことがある、とかかな?思っている。
元々の完璧主義な性格もあるので、簡単には状況を変えるのは難しそう。
もちろん、しっかりテストして間違いの許されない現場もあるけど、僕は、まだ不具合が大量にある状態から見せて少しづつ直していく環境が好き。

「できません」
と言われちゃうっていう流れの中で、
「nakagami さんは、『できません』」とは言わないですね」
と言われた。
いやいや、今まで簡単に「できます」と言って失敗したり、「できます」と言われて煮湯を飲まされたりしたので、
むしろ簡単に「できません」って言っちゃうが?

・・・と思ったのだが、確かに、

- 入力されてないデータを表示することはできません
- これこれこういう理由で現実的な工数でできません
- これこれこういう理由で現実的な速度で結果を出すことができません
- 代わりにこういうふうにならできます

と、なぜできないか。言われたこととは違うが別の方法があって、それにはどういう制約があるかは言ってるかな。
僕の中では、これは「できません」って言ってるんだけど。

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